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by cocogoloso

オステリーア ラ・ヴェッキャ・ロォタ(マルチャーノ・デッラ・キャーナ)

Osteria La Vecchia Ròta
Marciano della Chiana

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街の渋滞となが~いなが~い開かずの踏切待ち(20分とか平気で待たせるからすごい)をやり過ごし、野を越え、
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山を越え、(山ん中は景色いいなぁ~!)
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別荘かな?

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やってきたのはマルチャーノ・デッラ・キァーナ。城壁に囲まれた小さな小さな村。

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時が止まったように静まり返った町並み。坂の途中にある一軒のオステリーアはヴェッキャ・ロォタ(古車輪)。アレッツォ-キァーナ地方の郷土料理、特に本物のキァーナ牛IGPを供する。
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日曜日とあって近所の家族がフィオレンティーナ、すなわちキァーナ牛のTボーンステーキ、“ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ”を食べに来ている。3世代が一同に会し楽しそうだ
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Pezze della nonna alle "pere incantate"€8.5
アンティパストは飛ばしてプリーモは、
“魔法の洋ナシソース和え、おばあちゃんのペッツェ”
地元のペコリーノチーズにペペロンチーニをほんの少々加え洋ナシと和えたマイルドなソース。ペッツェは卵を入れない生地(伝統的なトスカーナ地方のパスタには卵は使わない。現代のものには北の影響で卵パスタも増えた)を小さなひし形に切ったパスタ。洋ナシの甘さとペコリーノの塩味(えんみ)が調和した美味さ。後からほんのりとペペロンチーノの辛味。おばあちゃんのリチェッタとのこと。とても美味しい。

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Pici al sugo di daino€8.5
ダマ鹿スーゴのピィチ。ピィチはシィエナ近郊に見られる特徴的郷土パスタ。やはり卵を使わず水だけで小麦粉を捏ね、通常は手の平で転がしながら一本ずつ細長く伸ばしてゆく悠長なパスタ。でもここいらのは饂飩同様に平たく伸ばし、ナイフでザクザクと切り分けてゆくタイプ。ボクのピィチはこうゆうのがお手本。ごん太で弾力のあるコシとモチモチ感がたまらなく美味しい。

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Maialino arrosto col finocchio selvatico €13
子豚のロースト、野生フィノッキョ風味
こういう丸ごと焼かれた子豚というのもたまらん。皮付きのまま焼くので、表皮がカリカリになり中はふっくら。美味しいんだよねぇ。

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キッチンには薪窯と薪グリルがあり、フィオレンティーナ(Tボーンステーキ)を焼いている。

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Tagliata igp chianina ai porcini 100g/€4 
当然フィオレンティーナを食べたいところだけど、連荘の肉食い過ぎにつきちょっと無茶。タリアータIGP、原産地保護呼称付きのキャニーナ(キャーナ牛)カットステーキを注文。ポルチーニのソテーを添えてもらって、「う~んうまっ!」。今までに何度も本物のキャニーナを食べてきたけどここはピカ一。焼きも上手だし、何しろ肉質がいい。(フィレンツェ市街にはおびただしい数のフィオレンティーナを供する店があるが、そのほとんどはキャニーナを使ってはいない。というかキャニーナはフィレンツェの料理店に供給できるほどの生産量は、無いのだ)。タリアータとはいえそこそこのボリューム。でも美味いもんだからペロッといっちゃった。

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マタギみたいなオヤジに色々質問したりして、ホントに美味いものをガッツリ平らげ超満足なオレっち。自家製の食後酒をサービスしてもらっちゃった。
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(なんかオレっち太ってない?)いや~いい店だ。トスカーナ料理の実力の一端を垣間見た気がする。

世界中に対しイタリア一有名なトスカーナ料理だけど、実際には観光客があまりにも多いせいで、料理店・料理人の質的低下、郷土料理に対する敬意の低下、伝統的リチェッタの消失が著しいとボクは感じている。観光地の有名・無名料理店でトスカーナ料理食べたくらいでは、トスカーナ料理を判断することはもはやできない。そんな店では真のトスカーナ料理に出会うことはまず無いと言っていい。だからこういうオヤジに出会うと本当に嬉しくなる。
いいねぇ、トスカーナ料理の面目躍如。

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それにしてもこんなに食っちゃって、今晩のディナーは大丈夫なんだろうか?

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by cocogoloso | 2008-03-24 14:36 | イタリア郷土料理探訪記