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by cocogoloso

ネルボーネ(フィレンツェ)

Nerbone (Fi)
大昔からイタリアマニア憧れの古都フィレンツェ。言わずと知れた“街全部世界遺産”のイタリアを代表する観光都市のひとつ。日本で発行されている“地球の・・・るるぶ”等各種ガイドブックには、文化的な解説の他、飲食店も色々と紹介されている(まぁ、言っちゃ悪いが掲載店は観光客相手のやらずボッタクリ店が多くほとんど信頼できない)のはご存じの通り。どこの国でも市場周辺にはB級グルメに事欠かないが、フィレンツェほどの観光地にもなると、市場だって立派な観光スポットとしてガイドされている。

フィレンツェ中央市場もやはり市場内外に手軽な食事を楽しめる店がいくつもある。中でも場内にある食堂は、ガイド本のお陰で近年すっかり観光客にも大人気。自国でそんな場末食堂には行ったことがない一般観光客からしてみれば、「かのフィレンツェでこんな(労働者の)食事をしちゃうなんて!しかも美味いじゃない!」といった“その場”が醸し出す意外性(だと思う)がウケているのではないだろうか?
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中央市場内で1872年から続くこのネルボーネは、元々市場で働く労働者らのための簡易食堂なのだが、気兼ねなく安くて速くてそれなりにウマいので、クチコミからマスコミに広く知れ渡り、今では料理店に飽き足らぬグルメや、貧乏旅行者にも大人気の店(とは言っても激安ではない)。この店はいくら観光客が来てもゴマをすらないフィレンツェっ子らしいふてぶてしさで笑顔もない。でもそのマイペースがB級品質を維持しているのかもしれない(笑)。だからこっちもズウズウしくデカい声で、「次はオレだ~!ウン・パニーノとインサラータね!あと水1本」と注文を入れてやる(笑)!(注:イタリア人はバラバラに集まっていても厳格に順番を守る人々です。割り込みはぜ~ったいにいけません)
数年前になるが、久々にフィレンツェ入りした時、「軽く食うか」と思ってネルボーネのバンコ(カウンター)で注文してたら、後ろの長テーブルから聞き覚えのある声が・・・「ん、その声は・・・あっ、やっぱし。チャ~オ、エンリィ~カ!」、振り向くとエンリカが外国人生徒たちを引き連れてランチ中。「チャ~オ!ナァオキィ!!今君の話をしていたところ!みんなに紹介するよ」なんて場面があって笑ったが、こんな風にこの店にはいろんな人が出入りし大変繁盛しているのだ。
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↑夏野菜のサラダ。連日肉料理が続くイタリア郷土料理探訪中は、その実野菜が完全に欠乏している。こんな食堂でも肉だらけなのだが、シンプルな野菜料理が色々あるので嬉し楽し。
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↑インサラータ・ディ・グレカ(ギリシャ風サラダ)。フェタが乗っているからだろうが、このフェタはギリシャの本物ではない。こう見えて結構なボリューム。
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↑レッソ(茹で牛肉)のパニーノ。この牛バラ肉が香りよく煮込まれていて美味いんだな。結構好き。パンの切り口を茹で汁にビチョって浸し、その都度スライスした肉はさみ、塩・胡椒とちょっぴり辛いサルサ・ヴェルデを入れてもらってガブり!
フィレンツェのパニーノと言えばランプレドット(牛胃)が有名、市場にはもちろん街のあちこちにバンカレッラ(屋台)↓を見つけることができる。薄いトマトスープでじっくり煮込んだランプレドットを、↑と同様サンドしたもの。ただ単純に煮込んだだけなのだが、素材と調理が合っているのか大変美味いしボリュームもある。フィレンツェパニーノ界の二大巨頭だな。
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因みにこのバンカレッラ↑のランプレドットも美味いのだが、後ろに見えるレンタカーHertzは、かつて顔馴染みになるほどさんざん利用していたのに、ある時「返却された車のガソリン量が少し足りないからペナルティー」と文句を言われ、「そんなはずはない!」と抗議したが受け入れられず罰金をとられた。それ以来Hertzはぜ~ったいに使うものかと決心。イタリアでは数日だけ借りるならHertzよりも安くて(確か4~5日以上借りると大差なくなるのだが・・一日だけなら断然お得)車内装備もいい、AUTOEUROPAがおススメ。文句も言われないし、どこの支店で借りてもお得意様情報がオンラインで確認できるから、度々ワンランク上のクラスを貸してくれるし、一番エコノミーなクラスでもラジオとエアコンがちゃんと付いてる→当時ハーツには何も付いてなかったもんね(ベ~だ!)。アウトエウロパの勝ちダ!
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by cocogoloso | 2008-01-16 22:55 | イタリア郷土料理探訪記